みんなの相続Q&A - 夫婦相互の遺言書作成時、専業主婦である妻名義の預貯金についてどう書くか

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夫婦相互の遺言書作成時、専業主婦である妻名義の預貯金についてどう書くか

子なし夫婦です。お互いに遺言書を作成する事になりました。
収入のない妻名義の預貯金(全額夫の収入から)について、夫死亡時には、きちんと夫の財産として相続税の申告予定でが、便宜上、名義は妻のままにしおきます。
この預貯金について、以下1~3の内、お互いが問題なく相続するには、どの書き方がよいのか、どの書き方だと、どの様な問題があるのか教えて下さい。宜しくお願い致します。

◆ケース1
夫の遺言書には特に書かない
妻の遺言書には、
丸丸銀行の遺言者名義の預金 口座番号222222 は、夫に相続させる と書く。

◆ケース2
夫の遺言書には、
丸丸銀行の妻名義の預金 口座番号222222 は遺言者の財産であり、妻に相続させる と書く。
妻の遺言書には特に書かない

◆ケース3
夫の遺言書に、
丸丸銀行の妻名義の預金 口座番号222222 は遺言者の財産であり、妻に相続させる と書く。
妻の遺言書にも、
丸丸銀行の遺言者名義の預金 口座番号222222 は、夫に相続させる と書く。

質問者山本百合子 さん 質問日2012年3月14日

弁護士の回答

銀座ブロード法律事務所
専門家銀座ブロード法律事務所
回答日2012年3月15日

ケース1
夫が先に亡くなったとき,夫の親とか兄弟姉妹等の相続人が,預金は,夫の相続財産だから,分割の対象であると言ってきたら,どうするんでしょうか。

ケース2
妻が先になくなると,妻の親とか兄弟姉妹等の相続人が,預金は,妻名義だから妻の相続財産じゃないの?と言ってきたらどうしますか。
必ずしも,夫の預金であると容易に証明できるとは限りません。

ケース3でいいじゃないでしょうか。

弁護士の回答

六法法律事務所
専門家六法法律事務所(過去掲載の専門家)
回答日2012年3月17日 回答率の高いおすすめの専門家に無料相談

すべての財産を夫に相続させるという妻の遺言と、すべての財産を妻に相続させるという夫の遺言を作成しておけばいいでしょう。自筆証書遺言作成の際には、写真をとっておいたり、弁護士の立ち会いをしてもらったりして客観的な資料も残しておきたいものです。

弁護士の回答

トラスト綜合法律事務所
専門家トラスト綜合法律事務所(過去掲載の専門家)
回答日2012年3月27日 回答率の高いおすすめの専門家に無料相談

問題の内容が、法律的なものなのか、税務的なものなのかによってもご回答は変わりますし、他の推定相続人(夫婦の直系尊属や兄弟姉妹)が存在するか、他の相続財産はあるかによっても生じうる問題は変わってきます。

単純にお互いが問題なく相続するためだけであれば、夫は「全財産を妻○○に相続させる」、妻は「全財産を夫○○に相続させる」との遺言を残せばよいだけです(お互いの財産の内容については目録を作成しておく)。
また、配偶者間の相続については、配偶者控除という制度があるため(相続税法第19条の2)、相続税がかかるケースは他の場合より少ないのが通常です。

どのような目的で遺言を作成するかはさておき、ケース毎にこれらの遺言が何らかの問題を生ぜしめるかどうかに絞って説明をします。

◆ケース1
このような遺言は、「便宜上」妻の名義としているという実態とは異なるものです。この遺言だけを見ると、生前に夫から妻に金銭の贈与がなされていたように見えるわけですから、遡って贈与税の追徴の問題が起こりえます(もっとも、生活費又は教育費に充てるためにした贈与は非課税などの例外があります)。

◆ケース2
この場合の夫婦の遺言は実態に合致したものといえます。
なお、このケースで妻が死亡した場合、妻の相続人に預貯金の相続分を主張されてしまうことも考えられます。夫は、預貯金はもともと妻の財産ではないし、自分の遺言にもそれは書いているはず、と思うかもしれませんが、遺言に書いたからそれが事実として認定されるわけではありません。

◆ケース3
妻の遺言については、ケース1と同様の問題が生じる可能性があります。


ところで、「預貯金が誰のものであるか」は、遺言にどのように書いたとしても、税務署は税務署の視点で、裁判所は裁判所の視点で判断します。また、妻が亡くなった場合には、妻名義の口座は凍結されてしまいます。これは、妻の遺言に「これは夫の財産である」と明記されていても同様です。他の相続人が口座凍結解除に協力しない場合、最悪の場合、遺産分割協議の調停等を経ない限り、銀行口座の引き出しができないことになってしまいます。
事後の紛争を避けるという観点からは、名義人と実質所有者が違う口座に多額の預貯金は残すようなことは好ましくないといえるでしょう。

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